帰省その2

今回はYocaとあんずは留守番で、子どもだけを連れて帰省したのですが、ちょうど七夕の時期。

 

せっかくだからと、七夕飾りを見に行きました。子どもはポケモンセンターに行きたかっただけの

ようでしたが。

ポケモンセンターで何か買ってあげようと考えていましたが、すべてが割高。ライセンス料でしょう

ね。分かってはいましたが、物の価値に対する価格が見合っていないような感じがして。

物の価値は欲しい人にしか分からないもので、キャラクター物の値段設定にビックリする時もあり

ます。それに、今回はどれも子どもが欲しがらなかったので何も買いませんでした。貧乏な家庭なの

で、価値に見合わない高価な物は買えません。心の中で子どもに謝っておきました。

 

適当に歩きながら七夕飾りを見て、せっかく繁華街に出て来たんだからとコーヒーショップで一休み

して、地下鉄ーバスを乗り継いで帰ってきました。

 

 

実家に帰省するとほぼ毎回、何らかの修理をします。簡単なモノだけですが、毎回工具類・ケミカル

などを持って来なかった事を後悔します。今回も後悔する事となりました。

 

まず、手始めに携帯電話のカメラのレンズカバー外れの修理。これは修理のうちに入らない部類

で、レンズ部分や赤外線ポートに接着剤が流れないように気を付けながら瞬間接着剤で接着。

 

その次も修理とは言えないPCの設定。Win10のアップグレードキャンペーン中にwin10にアップ

グレードしたノートPCですが、プリンタ複合機の設定が完全に出来ておらず、スキャナでPCに取り

込めない状態だったのをドライバを入れて設定完了。

高齢な親なのでスキャナはコピーする時位しか使わず、スキャンしてPCに取り込むという使い方は

ほぼしないため、コピーだったら複合機の本体だけで操作できてしまうのでドライバを入れて設定

すること自体知らなかったようで。

でも、このまま放置すると後々「スキャナでPCに取り込むにはどうすれば良いの?どこをどうやっても

出来ないんだけど」と訊いて来ることは必至。面倒なので設定しておきました。

 

次が、今回工具・ケミカル類を持って来なくて後悔したマッサージチェアの操作部の扉外れ。よく

リモコンなどに見られる、扉を開くと細かく設定できるボタンが現れて、扉の開閉と連動して液晶表示

が変わるヤツ。この扉が外れたり浮いたりしてしまうと扉の表面に書いてあるボタンのメニューが液晶

表示に出て来なくなって操作できなくなるんですね。

扉を閉めると扉にあるポッチが操作部本体についている検出スイッチを押して、液晶画面に出てくる

メューが扉の面に書いてあるメニューになり、扉を開くと検出スイッチが押されないので、扉を開く

と見える詳細設定メニューに切り替わるという仕組みです。

 

「どうせ詳細設定メニューなんて使わないから」といって、セロハンテープで固定されていました。

 

さすがにセロハンテープは如何なモノかと思い、せっかくだから修理することに。

見てみると樹脂の割れとか欠けではなく、扉の蝶番部分の凸部分が削れてしまって、本体の凹部分で

受けられず(引っかからず)外れてしまう状態になっていました。

本体の凹部が結構肉厚で耐えられそうなので、工具類がそろっていれば扉の凸部分があったところに

穴でもあけて金属のピンを埋め込んで接着して凸部を作るのですが、工具が手元にないのでYocaに

電話して家にあるプラリペアを送ってもらい、凸部を樹脂で再生することにしました。

近くでこの手のモノを売っている処は皆無で、amazonで買っても送料無料にならず時間もかかりま

す。

送ってもらって、翌々日に宅急便で到着。

プラリペアをちょんちょんと盛って乾かし・・・を数回繰り返して凸部を再生しました。

一気に盛って凸部を作ると表面だけ固化して中が固化するのに時間がかかりますし、表面だけ固化した

状態を完全に固化したと勘違いして組み込むと、強度が出ないのでボロッと凸部が取れてしまいます。

扉の開閉がベストな状態にするのに何回かやり直して、1時間ほどで終了。

 

この扉の蝶番部分の設計も悪く、扉をどんどん開いていって、止まる所からさらに力を入れると蝶番の

凸部分にテコの原理で力がかかってしまいます。化学結合のプラリペアであっても、このまま無理な力

で必要以上に開いてしまうと折れてしまいます。

これをどうにかしようと一定以上開かないようにストッパーでも付けようとしたのですが、うまい具合

に付けられる構造になっているわけもなく、断念しました。

両親には「扉を開けたときは、扉が自然に止まるところがあるから、それ以上力を入れて開かないよう

に」と言っておきました。

このマッサージチェアの操作部は、いわば有線リモコンのような感じです。

その線が細くて以前に根元で断線した事があり、それを誤魔化しながら使っていたのを見かねて修理

した事がありました。

その時も工具を持って来なかったので中学生時代に使っていたヒーターがニクロム線の、安物のはんだ

ごてを見つけたのは良いものの、はんだが見当たらなくて、ビールも飲んでしまった後だったので「近

所のホームセンターではんだを買って来て」と父に頼んだのですが。さすがに棒はんだ(小さいはんだ槽

で溶かして使うヤツ)こそ買って来なかったものの、フラックスの入っていない板金用の太さ1.5mmぐら

いのはんだを買ってこられて残念な思いをした事があります。

小学校の時に使っていたはんだペーストがあったので断線部分を切り落として何とかはんだ付けして

直しました。当然のことながら無洗浄フラックスではないため消毒用アルコールでしっかり拭き取りま

しが、普段使っている工具・ケミカル類がないとすごく不便だということを実感した時でもありまし

た。

とは言え、使うかどうかわからない工具・ケミカル類を一式を持って毎回帰省するのも荷物がかさばる

ので、「今回は使わないだろう」と持って来なくて後悔する・・・の繰り返しです。

 

次回は安物でも良いので使い勝手の良い最低限の工具・ケミカル類一式を工具箱に入れて実家に置いて

おこうと心に誓った帰省でした。