iPod Classic(6.5世代,120GB)のHDDをiFlash-Quad+128GB MicroSDカード4枚挿しで512GBに交換し、
ロジックボードを第7世代のモノに交換、バッテリーも公称2000mAhのリチウムイオン電池に交換しました。
この組み合わせですと既存の薄いケースバックがそのまま使えますので、見た目は変わりません。
純正と同等の電池であれば既存のケースバックが使えますが、数種類ある大容量リチウムイオン電池と、
数種類あるiFlash(もしくは既存のHDD)との組み合わせによっては(ほとんどの場合)分厚いケースバックに
交換する必要が出てきます。
この交換を行ってから1.5年ほど経ちました。
交換直後のランタイム測定で160時間以上の連続再生時間が得られました(AAC 128Kbps,Volume
1/2,Backlight OFFにて)。160時間でランタイム測定をギブアップしたので、正確なランタイムは分からず
でした。
容量が512GBありますので、思い切ってほぼすべてのアルバムをApple Losslessで取り込みし直しました。
今、Apple Losslessでエンコードした楽曲でのランタイム測定を行っています。
AAC 128Kbpsと比べると圧縮率が低い分、Micro SDカードからの読み込みが多くなりますので消費電力が
増加しますし、電池も1.5年経過して多少は容量が減少していると思いますので160時間とはなりませんが、
せっかく大容量の電池に交換したのですから100時間程度にはなって欲しい所です。
今現在、再生開始から81時間経ちましたが、電池残量の表示が残り25%ほどとなっています。
残量表示がどれだけ正確か怪しいのですが、これを信じて今の段階でのランタイム予測すると、108時間と
なります。連続再生時間が現時点の81時間でも十分ですが、せっかくなので電源が落ちるまで測定しようと
思います。
リチウムイオン電池つながりで、使用していないデジタル一眼レフの電池を思い出しました。ここ数年間
放置状態です。
2機種あるのですが、両方とも電池の低電圧プロテクトが掛かり、端子電圧が0Vでした。10秒ほど
充電したら端子電圧が出てきました(6.5Vほど)ので、過放電にはなっていなかったようです。この電池は
2セルなので、公称電圧は7.4V、過放電とされる電圧は1セル当たり2.5V以下と言われていますので5V
以下なら過放電でした。
ほぼフル充電にしてからカメラに装着し、涼しい場所においてあるドライボックスの中へ入れて保管です。
電池としてはなるべく充電量を少なくして低温で保管するのが望ましいのですが、過放電になると回復
不能なダメージをとなりますので、一般的には50%程度充電してから保管するのが良いと言われています。
電池パック内の保護回路は、ほんの僅かですが電力を消費しますし、デジカメに装着すると設定保持の
為にほんの僅かですがこれも電力を消費します。
ですので、私はデジカメに装着状態で保管する時は「ほぼフル充電に近い」状態で保管します。
予備の電池は50%ほど充電した状態で、低温でも吸湿量の落ちない充分な量の乾燥剤と共に密閉
ケースに入れて冷蔵庫で保管しています。冷蔵庫の中は10℃以下と低温でほぼ一定ですので、電池
セルの自己放電も少なくなります。
リチウムイオン電池の劣化は保管温度と充電量が大きく影響するらしいので、いつもこの方法です。
冷蔵庫に入れる場合は必ず、低温でも吸湿量の落ちない充分な量の乾燥剤と共に密閉ケースに入れます。
で、取り出す時は冷蔵庫から取り出し後、必ず電池が常温(周囲温度)と同じになるまでケースを開けずに
放置し、同じ温度になってからケースを開けます。そうしないと結露が生じてしまいます。
冷蔵庫での保管はN.G.と言われていますが、この結露を嫌っての事ですし、冷蔵庫内にある液状の調味料
などとの接触の機会の可能性もあるためと考えられます。一般的に、電池の保管場所に醤油注しの隣を
選ばないのと一緒です。逆に、結露・液体との接触が生じなければ問題ないと考えています。
普段使いのスマホもリチウムイオン電池ですが、こちらは充電量を最大80%以下、放電量は最低20%を
目安に管理しています。自ずとランタイムは短くなりますが、外出先でそれほどスマホを使わないので
私の場合は2日間充電しなくとも大丈夫です。心配な時はモバイルバッテリーを携帯するようにしています。
要は充電器に繋ぎっ放しで(フル充電に近い状態で)何日も放置したり、その状態で高温になるような
場所に置かないと言う事が大切です。
即座に寿命が短くなるわけではありませんが、恐らく2年も使っていると、充電器に繋ぎっ放しで一晩中
充電し、1日使って電池残量がそれほど減っていないのにまた一晩中充電・・・を繰り返した時よりも、確実に
電池の劣化は少なくなるかと思います。
スマホの電池パックは自身で交換できませんし、交換を依頼するにしても結構な額ですから出来るだけ長持
ちさせたくなります。
2年ぐらいのスパンで最新機種へ変更するという考え方も悪くありません。数年使っていると、原因不明の
トラブルも増える様な気がしますし、電池の劣化以外の要因で機種変更(買い替え)せざるを得なくなるかも
しれません。各キャリアが提供している補償サービスなどに加入していれば良いのですが、交換となっても
機種を自由に選べませんし、内蔵で取り外せない電池の、電池交換のみはサービス対象外の場合もあり
ます。
最近はスマホ代金を通信料に上乗せして安く販売する方法(酷い時は本体0円とか)が叩かれていますし、
いわゆる2年縛りで2年分割払いでの支払額分を2年間基本料から割り引きして本体購入代が実質0円など
も問題視されています。
近い将来どこのキャリアでもスマホの購入代金は高額になると思います。
それが本来のカタチだと思いますし、機種変更をあまり行わない私にとっては好都合ですが、電池交換でも
結構な額となるとちょっと考え物で、格安SIMフリースマホにして安く済ませようとかとも考えてしまいます。
でも、キャリアに依存する機能はある程度我慢する必要があるかもしれません。
iPodやリチウムイオン電池の話題からそれてしまいましたが、リチウムイオン電池の取り扱いにちょっと注意
すれば劣化を最小限にする事が出来ます。
iPod Classicは最近のハイレゾプレーヤーの音には負けますが、Apple Losslessであれば音の劣化は
最小限で済みます。今のストレージ容量は512GBですが、256GBのMicro SDカ-ド4枚挿しにすれば1TB・・・Tera Podにもできます。HDDに比べてiFlash-Quadは低消費電力なので、純正相当の電池でもランタイムが伸びます。
注意してパーツの組み合わせを考えれば厚手のケースバックに交換する必要はなく、電池の大容量化が出来ます。
スマホに音楽を入れて聴くのも悪い方法ではありませんが、スマホは通信手段なので音楽を聴いている
うちに電池残量が減ってしまい、通信手段として使えなくなるかもしれません。
一方、iPod Classicで音楽を聴けばスマホの電池残量を気にする必要がありません。
と言う事で外出時、音楽はiPodで聴くことにしています。
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